『勇気』とはなにか?普段聞き慣れている言葉だし、よく使う言葉だ。
主人公やヒーローたちには欠かせない要素である。
しかし、考えてみてほしい。
何か行動を起こすときに「勇気を出すぞ」なんて使わないし思わない。
それよりも「やらなきゃいけないからやろう」なんて思ってたりする。
ここに何故か違和感を覚えた。
昔、憧れた主人公やヒーローたちが体を張って教えてくれた『勇気』を大人になった今、体現できていないのである。
『勇気』について今一度考える必要がある、そう思った。
勇気とは?辞書を引いてみた。
ゆうき【勇気】
普通の人が不安・恐れを懐(イダ)いたり躊躇(チュウチョ)・恥ずかしさを感じたりするところを屈しないで、自分が正しいと思った通りやってのけようという積極的な気力。
(三省堂、新明解国語辞典より)
他人が敬遠することも、自分の意見を持ち積極的に立ち向かう心。と解釈。
なるほど、みんながみんな勇気を持ち合わせていたら、勇気という言葉の定義自体がおかしくなる。
しかし本当にそれでいいのだろうか。勇気とは限られた人間だけが持つことができる、それならその限られた側の人間を目指そうではないか。
自分というものを今まで以上に持とう、他人が敬遠していることに積極的に挑戦しよう。
今こそ勇気を持って。